長岡農業普及指導センターでは、次代を担う農業者を育成するため、地域の指導的農業者と連携し、就農希望者の就農・定着を促進する取組を展開しました。
(1)就農希望者の就農促進
就農希望者の相談に対応し、就農のために必要な情報の提供、体験研修の案内、研修先・就業先とのマッチング等を市町、JA等の関係機関と連携して実施しました。
また、大口れんこんの産地では、これまで雇用や研修生受入の経験がほとんどなかった中で、就農希望者受入れシステムの構築を支援しました。
就農希望者の農業体験研修
大口れんこん生産組合の就農希望者受入れシステム
(2)新規就業者の定着促進
指導農業士等の先進的な農業者を講師に、実践的な技術習得を目指した研修として、ニュー農業塾(水稲)、園芸参入塾(れんこん)を開講し、新規就業者や若手農業者のスキルアップを図っています。
また、新たに雇用した経営体を対象とした雇用主研修会を12月に開催し、新規就業者の定着に向けた就業環境の改善を提案します。
ニュー農業塾(水稲):6回/年、17人が参加
園芸参入塾(れんこん):4回/年、16人が参加
(3)新たに経営を開始した新規参入者等の経営発展支援
重点対象者16人に担当普及指導員を配置し、経営目標達成に向けて栽培・経営方法等について、随時、指導・助言を行なっています。
7月には、新規就農者交流会を開催し、先進経営体の取組を学んだ後、グループに分かれて情報交換を行い、指導農業士や他の参加者に経営上の課題を相談し、解決の一助としてもらう機会を設けました。
新規就農者交流会(先進経営体視察の後、指導農業士と情報交換)
今後も就農希望者の就農準備から就農後の定着・経営発展まで、一貫した支援を継続し、地域の担い手育成を図っていきます。